36回日本フィッション・トラック研究会実施報告

岩野英樹

第36回日本フィッション・トラック研究会は,2012年1月6日(金),7日(土)に,国立極地研究所の大会議室にて開催された.今回は極地研究所地圏グループとの共催で行われた.研究会には下記の34名の出席があり,17件の一般講演と、兼岡一郎東京大学名誉教授による「放射年代測定におけるいくつかの課題」についての特別講演が行われた.1日目には極地研の方3名の講演も含まれた.参加者の半数はFT研究会の非会員で、昨年度に続き多分野・異分野が融合した会であった.初日のセッション後には懇親会が開かれ、参加者の多くが議論・談笑を楽しむこともできた.初めての出会いだけでなく、何十年ぶりの再会もあったとのこと.2日目のセッションの後総会を開いた(総会報告は下記参照).極地研のラボツアー(隕石保管室、鉱物分離・試料準備実験室、各種分析装置、SHRIMPラボ、北極南極博物館)は有意義な体験となった.会場準備、懇親会、ラボツアーでは極地研の皆様には大変おせわになった.ここに記してお礼を申しあげたい.

出席者(所属略称)五十音順:

荒井佑介(東京都市大),安間了(筑波大), 伊藤久敏(電中研), 岩野英樹(京都FT), 大石新之介(金沢大), 大平寛人(島根大), 小笠原正継(産総研), 海田博司(極地研), 加藤進(樺n科研), 兼岡一郎(東大名誉教授), 河原幸平(金沢大), 菊池麻希子(極地研), 酒井治孝(京都大),白井香奈江,白石和行(極地研), 新正裕尚(東京経済大),清家 一馬(早稲田大),竹内圭史(産総研), 竹原真美(九大),田村明弘(金沢大), 檀原有吾(京都FT), 鳥潟一文(東京都市大), 西村進(京都自然史研究所), 長谷部徳子(金沢大),平田岳史(京都大), 外田智千(極地研), 堀江憲路(極地研),本多照幸(東京都市大), 三浦千佳(島根大),村松敏雄(新潟大), 本吉洋一(極地研), 山口亮(極地研),山田国見(原子力機構), 山田隆二(防災科研)


→集合写真(1日目)


→集合写真(2日目)


→兼岡一郎東京大学名誉教授による特別講演

36回日本フィッション・トラック研究会アナウンス